本サイトの名称となっているTRUESERENDIPITY。TRUE(真実の)、SERENDIPITY(思わぬものを偶然に発見する能力、偶然の出会い)の掛け合わせからできた造語です。転じて「掘り出し物」という意味もあります。本日はこの言葉に隠された意味やサイト設立の背景などの豆知識を一つの記事に仕上げました。
Serendipityの語源について
普段聞き慣れない英単語、Serendipiity。その語源は一体何なんでしょか?「serendipity」の語は、18世紀のイギリスの小説家であるホレース・ウォルポールが、『セレンディップの3人の王子たち(The Three Princes of Serendip)』というおとぎ話を読んで生み出した造語と言われています。Serendipとは現在のスリランカ民主社会主義共和国を指すペルシャ語です。旅を続ける今のスリランカに住まう王子らが偶然と聡明さにより予期していなかったものを見つけてばかりいたというお話です。総じて他人が気付けなかったことに気付く、それがSerendipityの根源であったと伝承されています。
Serendipityの主な事例
日常生活や日用品、または科学界における世紀の大発明まで、実は我々の生活はSerendipityで満ち溢れています。大塚製薬から発売されています国民的飲料「ポカリスウェット」この商品も、偶然が生んだ産物です。同社の当時の技術部長がメキシコに訪問した際に、激しい腹痛に襲われました。そんな折、ゴクゴク飲みながら栄養も一緒に補給できる飲み物があればいいなという閃きと、手術を終えた医師が点滴液を飲む姿を見た経験が相まって「飲む点滴液」として「ポカリスエット」が誕生しました。引用:https://pocarisweat.jp/products/story/
また、世紀の大発明という点では、ノーベル賞の生みの親、アルフレッド・ノーベルの発明品「ダイナマイト」も偶然の産物と言われています。爆発性の液体ニトログリセリンを安定させる試みの中で輸送中、ノーベルは容器の1つが壊れて、中身が漏れていることに気がつきました。そして、容器の周りに詰められた珪藻土がニトログリセリンをうまい具合に吸収していることを発見します。この発見を基に、爆発力を落とさず、珪藻土と混ぜ合わせる割合を考案し、1867年にダイナマイトという発明で特許を取得しました。
このようにSerendipityはその現象になかなか名前が名付けられないだけで、我々の身の回りに生活の豊かさをもたらしているのです。
映画”セレンディピティ~恋人たちのニューヨーク~”について
2001年公開されたセレンディピティ~恋人たちのニューヨーク~には、まさに偶然の出会い、思いも寄らない発見が男女間で織りなされる素敵なラブロマンス映画です。主演を「ハイ・フィデリティ」などの作品で知られるジョン・キューザックが飾り、ヒロインに「パール・ハーバー」でトップスターの仲間入りを果たすケイト・ベッキンセイルが起用されています。
映画は男女が偶然出会い運命を感じつつも別れてしまう。しかしお互い忘れられず再び探し求める。ニューヨークを舞台に繰り広げられるロマンティックラブストーリーです。この映画の中にこんな素敵なセリフがあるのでご紹介致します。
“「人生は、無意味な偶然の連続なんかじゃない。いろいろな出来事が折り重なって、絶妙に計算された未来ができていくのだ。」“映画セレンディピティより
終わりに
読者の皆様も偶然との出会いがいかに人生を豊かに楽しくするものか、十分お分かりでしょう。そんなちょっぴりロマンティスト方向けに、管理人はファッションを軸に映画や音楽、スポーツ等のコンテンテンツから情報を提供したいと思い本サイトを設立致しました。大好きなファッションアイテムが、大好きな映画や尊敬する人物が使用していたら心踊るでしょう。それがまさに偶然の発見で、人生を豊かにする鍵となるのです。
最後にもう一つ、Serendipityには重要な言葉の意味があります。それは、幸運な偶然を手にする力です。真実の(True)幸運な偶然を手にする力(Serendipity)を数多く発信して参ります。
皆様に多くのSerendipityがありますように…